身体は電気信号で動いている? 神経・心臓・脳と電気の話
「人間の身体に電気が流れている」
そう聞くと、少し不思議に感じるかもしれません。
でも実は、私たちが考える、感じる、動く、心臓を動かす――。
こうした生命活動には、細胞が生み出す電気的な変化が深く関わっています。
今回は、N stegeが「周波数」という視点を大切にしている背景を理解するために、まず身体と電気の関係について見ていきましょう。
指一本を動かすときにも「電気」が関係している
今、右手の人差し指を動かしてみてください。
何気ない動作ですが、身体の中では非常に複雑な情報伝達が行われています。
「指を動かそう」
という意思に関係する脳の活動から、神経を通して筋肉へ情報が伝わります。
神経細胞では、細胞膜の内側と外側にあるナトリウムやカリウムなどのイオンの移動によって、膜電位が変化します。
一定の条件を満たすと「活動電位」と呼ばれる急速な電気的変化が生じ、それが神経に沿って伝わっていきます。
そして神経から筋肉へ情報が伝えられ、筋肉が収縮することで、ようやく指が動きます。
つまり、
脳 → 神経 → 筋肉
という情報伝達の中で、電気的な活動が重要な役割を担っているのです。
心臓にも「電気のリズム」がある
心臓は、私たちが「動かそう」と考えなくても、一日中動き続けています。
その拍動を生み出すためにも、電気的な活動が関係しています。
心臓には、自ら周期的な電気的興奮を生み出す細胞があります。
代表的なのが「洞結節」です。
洞結節で生まれた電気的興奮が心臓内を伝わることで、心房、そして心室へと収縮のタイミングが伝えられていきます。
この電気的な活動を身体の表面から記録しているのが、
心電図(ECG)
です。
病院で胸や手足に電極をつけて測定した経験がある方も多いのではないでしょうか。
心電図で電気的活動を記録できること自体が、身体の働きと電気が密接に関係していることを示す身近な例です。
脳も電気的に活動している
脳では約860億個ともいわれる神経細胞が、複雑なネットワークを形成しています。
神経細胞同士は、電気的・化学的な仕組みを使って情報を伝えています。
その活動の一部を頭皮上から記録したものが、
脳波(EEG)
です。
脳波には、状態によって異なる周波数帯の活動が観察されます。
たとえば、
デルタ波
主に深い睡眠時に多く見られる低い周波数帯。
シータ波
眠気や浅い睡眠などで見られる周波数帯。
アルファ波
目を閉じて安静にしているときなどに現れやすい周波数帯。
ベータ波
覚醒して活動しているときなどに見られる比較的高い周波数帯。
ここでも「周波数」という言葉が出てきます。
脳の状態を理解するときにも、電気活動の周期や周波数という考え方が使われているのです。
私たちの身体は「情報ネットワーク」
こうして見ると、人間の身体は単に骨や筋肉、臓器が集まっているだけではないことが分かります。
脳、神経、心臓、筋肉などが互いに連携しながら、絶えず情報をやり取りしています。
しかも、その情報伝達には、
電気的な信号
と
化学的な信号
の両方が使われています。
N stegeでは、この「情報をやり取りし続けている身体」という見方を大切にしています。
「電気」と「周波数」はどうつながるの?
電気信号が周期的に変化すると、その繰り返しの速さを「周波数」として表すことができます。
たとえば脳波を、
「8Hz」
「10Hz」
「20Hz」
などと表すことができるのもそのためです。
心拍にもリズムがあります。
呼吸にもリズムがあります。
睡眠と覚醒にも周期があります。
生命は、まったく変化しない静止した存在ではありません。
さまざまな電気的・化学的変化とリズムが重なりながら、生命活動が維持されています。
ここが、「身体」と「周波数」を考える一つの入口になります。
医療の世界でも「電気」は使われている
電気と身体の関係は、研究だけの話ではありません。
現代医療でも、電気的な仕組みを利用したさまざまな技術があります。
たとえば、
心臓のリズムを補助するペースメーカー。
不整脈に対して電気ショックを与える除細動器。
筋肉や神経に電気刺激を与える治療機器。
脳や神経を電気的に刺激する医療技術も研究・利用されています。
もちろん、それぞれ目的も出力も作用の仕組みも異なります。
重要なのは、
「身体に電気を使う」という考え方そのものは、決して特殊なものではない
ということです。
では、AWGは何をしているのでしょう?
ここからが、N stegeのAWGにつながってきます。
AWGは、複数の周波数を組み合わせた電気的な信号を利用するという独自の考え方を持った機器です。
Nstegeでは、
「人間の身体には電気的な活動がある」
という科学的に確認されている事実と、
「AWGの特定の周波数によって病気が治る」
という主張を同じものとして扱うことはしません。
前者は生理学で確認されている事実ですが、後者までがそこから自動的に証明されるわけではないからです。
そのうえで、
身体を“物質”だけではなく、“電気・情報・周波数”という視点からも考えてみる。
これが、N stegeがAWGを取り入れている背景にある考え方です。
身体は「部品」ではなく「つながり」で考える
身体に不調があると、
「胃が悪い」
「肩が悪い」
「腰が悪い」
と、その場所だけに目を向けがちです。
もちろん、症状がある場合には適切な医療機関で診断を受けることが大切です。
一方で、身体全体を見ると、神経、血流、ホルモン、免疫、睡眠、栄養、ストレスなど、多くの要素が互いに影響しています。
だからN stegeでは、
「どこが悪いのか?」だけではなく、
「身体全体では何が起きているのか?」
という視点も大切にしています。
身体を一つの情報ネットワークとして見る。
そこから「周波数」という、もう一つの視点が見えてきます。
次回は「共鳴」の話へ
同じブランコでも、押すタイミングによって揺れ方が大きく変わります。
ラジオも、たくさん飛び交っている電波の中から、周波数を合わせることで目的の放送を受信します。
では、
「周波数が合う」とは、物理学的にはどういうことなのでしょうか?
次回は、
「『共鳴』とは何か? 周波数が合うということ」
について、身近な例から分かりやすくお話しします。
※本記事は身体の生理学および周波数についての一般的な情報と、N stegeにおけるサービスの考え方をご紹介するものです。AWGおよびTimeWaverを用いたサービスは、医療機関による診断・治療の代替を目的とするものではありません。身体の電気的活動が科学的に確認されていることは、AWG固有の健康上の効果を科学的に証明するものではありません。
